カテゴリー
blog

CHE取得者、ここで活躍! 学会セッション「CHE取得後の可能性を探ろう!CHE取得者×〇〇」より

 日本医療福祉設備協会では「医療施設等の設備やシステムに関する専門的な知識と技術を持つエンジニア」をCHE(認定ホスピタルエンジニア)として2009年より資格化しています。これまで1,536人が合格しています。臨床工学技士・看護師など医療職、病院等の施設管理業務の方、設備関係のメーカーの方など多岐にわたっています。

 各分野で活躍されている4名の方に、現在の業務にCHEがどのように生かされているのかをお話しいただくセッションが、11月16・17日に開催された第52回日本医療福祉設備学会で持たれました。

 生き生きと報告をしてくださった4名の方のお話の一部をここで皆様に紹介します。

 座長は杏林大学保健学部臨床工学科教授で、第4回の認定試験でのCHE取得者でもある中島章夫先生です。

 認定証を手にした皆さん、セッションの前に笑顔で左から楠本さん、高橋さん、石田さん、松田さん、中島さん




松田晋也さん
(CHE×医療安全管理者)

 臨床工学技士歴20年以上、病院の専従医療安全管理者(医療安全業務だけに専念する)として8年目、臨床工学技士で専従医療安全管理者を担っているのは全国でも珍しいそうです。

 「臨床工学技士をやっていくうえで電気・医療ガスのことは必須であるためその知識を深めたいと思ったのが受講のきっかけです。医療安全管理者として電気、設備、防災に関する安全点検や訓練にはCHEならではの視点と知識が生かされています。また、設備・機器に関するインシデントは数は少ないのですが生命にかかわる重要なものなので見落とすことはできません。本資格は医療安全管理者としてもとても有用です」




高橋新一さん
(CHE×病院設備設計施工メーカー営業職)

「登録番号000001、CHE第一号です」と笑顔の高橋さん。手術室設計施工に長年かかわったそうです。
「CHE取得により設備に対しての理解が深まりました。手術室の仕事は縁の下の力持ちであり、ずっと楽しく仕事をしていました。皆さんにも設備に対しての理解を深めてもらいたいし『病院設計は面白い』と感じてほしいと願っています」




石田 開さん
(CHE×研究者、大学教員)

自称「資格マニア」の石田さん。医療機器や情報通信機器が安心・安全に使用できる電磁環境の研究者としての経験を重ねてこられました。ペーパーME(自称)として設備、電気、ガス以外にも知識を深めたいと思ったのが取得のきっかけだそうです。石田さんからのメッセージは
「施設内機器だけでなく、職員、患者の持ち込みも含め病院・施設への無線通信の導入が爆発的になってきました。例えばLED搭載機器が無線にも影響するなど身近な問題です。今こそ、その安全性の担保のためにCHEが電磁環境管理に関わってほしいと思います」




楠本 潤さん
(CHE×建設会社医療福祉施設専門部署)

 建設会社において病院プロジェクトの営業・企画を担当し、部門ごとの面積について研究を続けている楠本さん。
「以前は顧客との会話に出てくる設備用語にドキドキしていましたが、CHE受験に際して視野・情報が広がり、設備用語からモノやその機能をイメージできるようになりました。顧客との会話に自信を持てるようになったことがCHE取得の大きなメリットです」




おわりに

 セッションの中で「(多職種との)共通言語が持てる」との言葉が何度も出てきました。CHEは、病院設計や建築担当者、設備や管理の担当者、業務をする医療者だれとでも通じ合う知識と情報を持っている人、そこの調整役を担うことができるコンダクターなのかもしれません。

 CHE(認定ホスピタルエンジニア)の詳細については下記をご覧ください。

 認定取得者の増加とその更なる活躍を期待しています。
http://heaj-che.org/

広報委員 K.S