東京の気温が37.5度まで上昇した7月12日水曜日、東京ビックサイトで国際モダンホスピタルショウ2023が開幕しました。会場内を歩いてみると、出展企業の説明員による熱いPR合戦が繰り広げられ、かなり活気を感じましたが、コロナ禍以前と比べると展示規模や出展社数の減少は否めません。今年の来場者数は3日間で約3万人、以前から比べると半分以下になっているようです。しかしながら、展示規模が縮小によりスペースが創出された分、多くのセミナー会場が設置され、とても有意義なセッションが開催されました。

展示会には、全国から医療・福祉関係者が集まります。商談の場であり、久しぶりにお会いする方々との出会いの場でもあります。医療現場で要望されているニーズは、アンケートだけでは正確に把握することはできません。やはり、対面でいろいろなお話をする中で、本当のニーズが見えてくる場合もあります。メーカーに所属する私にとって、欠かすことのできない市場調査の場になっています。展示会が以前のように盛況になることを願っています。

医療福祉設備協会では秋の学会での併設展示会としてのHOSPEXとの連携、展示会場内でのセミナー開催を続けてきました。HOSPEX中止となった今年は、国際モダンホスピタルショウ2023の展示場内セミナー会場で「日本医療福祉設備協会セミナー」を開催させていただきました。100名の定員にほぼ満員の参加者を迎え、「COVID-19パンデミックに対する包括的病院機能改善計画-都市部の中規模病院ケーススタディ-」をテーマに、当協会の安原会長をはじめ5名の講師の方々から講演がありました。申込者のうち約5割を病院関係者が占め、ゼネコン・設計関係が約3割、メーカー他が約2割という状況でした。病院機能改善計画に興味を抱く方々が、3時間という長丁場にもかかわらず、最後まで真剣に聴講されている姿が印象的でした。
セミナープログラム
1.COVID-19パンデミックに対する包括的病院機能改善計画
-都市部の中規模病院ケーススタディ-
東京大学名誉教授/
一般社団法人日本医療福祉設備協会 会長 安原 洋 氏
2.病院建設における最近の課題
清水建設㈱ ソリューション営業部部長/
一般社団法人日本医療福祉設備協会 理事 中田 康将 氏
3.COVID-19パンデミックを経た病院空調の新しい考え方
新菱冷熱工業㈱ 経営統括本部イノベーションハブ主査 森本 正一 氏
4.COVID-19パンデミックなどから見えてきた維持管理の重要性
㈱長大 社会創生事業本部まちづくり事業部/
一般社団法人日本医療福祉設備協会 副会長 鈴村 明文 氏
5.感染対策と病院BCP-建築計画課題とコスト
千葉大学工学部研究員 名誉教授/
一般社団法人日本医療福祉設備協会 副会長 中山 茂樹 氏


なお、セミナーで使用した資料の抜粋は、当協会のホームページでご覧いただくことができます。ご興味のある方は是非のぞいてみてください。(7月末ころ公開予定)
広報委員 Y.F
